漢字穴埋めパズル|四字熟語を当てる40問
(20問)
四字熟語・穴埋めパズル 数字編
(10問)
四字熟語・穴埋めパズル 動物編
(10問)
◇ ◇ ◇
「四字熟語の魅力に目覚める」の続編です。空欄を埋めて四字熟語を完成させる問題を作ってみました。少々難しい熟語でも、パズル感覚で楽しめますので、ぜひチャレンジしてみてください。
なお、知っている熟語でも意外に正しい意味が分からない言葉があるものです。「あ、こんな意味だったんだ」と認識を新たにするのもまた気持ちのよいものです。
意味から四字熟語を考える問題(20問)右側の意味にぴったりの言葉を見つけて、□欄を埋め、四字熟語を完成させてください。比較的よく使われる言葉です。 ①□戦苦□ 不利な苦しい戦い。転じて、困難に打ち勝とうと努力すること。②□一□二 たった一つだけ、ふたつとないこと。 ③□進□歩 絶えず進歩していくこと。 ④茫然□□ あっけにとられているさま。 ⑤南□北□ 全国をせわしなく旅すること。 ⑥□目□目 第三者のほうが、当事者より真相や得失が判断できること。 ⑦危□□亡 危険が迫り、生き残れるか死ぬかの瀬戸際のこと。 ⑧□□同舟 敵と味方が同じ場所に居合わせること。 ⑨□山□谷 人里遠く離れた山奥と静かな谷、大自然のこと。 ⑩晴□雨□ 世間のわずらわしさを離れて田園で静かに暮らすこと。 ⑪千□一□ 千年に一度出会うほどめったにないチャンス。 ⑫才□兼□ 才能と容貌の両方を持つ女性。 ⑬□□一貫 初めから終わりまで、方針や行動がブレないこと。 ⑭□□直入 前置きをせず、直ちに本題に入ること。 ⑮□死□生 絶望的な状況、危機に直面した状態を立て直すこと。 ⑯金□玉□ 最も大切に守るべき規則や法律のこと。転じて融通の利かないたとえ。 ⑰夏□冬□ 季節外れで役に立たない物、あるいは意見、人物。 ⑱□心□鬼 何でもないことでも怖いと思ったり、疑わしく思ったりこと。 ⑲一□□尽 悪者一味を一度に全部捕らえること。 ⑳人面□□ 冷酷で人情のない、恥しらずな人のこと。 |
四字熟語・穴埋めパズル 数字編(10問)□欄を埋めて意味に合った四字熟語を作り、読み方を示してください。だんだん難しくなります。ヒント:どれも数字が入ります。 〔候補:一、二、三、四、五、七、八、十、百、千、万〕 ①五里霧中 ②□転□倒 ③□衣帯水 ④□花繚乱 ⑤朝□暮□ |
〔意味から四字熟語を考える問題・解答〕
①悪戦苦闘 ②唯一無二 ③日進月歩 ④茫然自失 ⑤南船北馬 ⑥岡目八目 ⑦危急存亡 ⑧呉越同舟 ⑨深山幽谷 ⑩晴耕雨読 ⑪千載一遇 ⑫才色兼備 ⑬首尾一貫 ⑭単刀直入 ⑮起死回生 ⑯金科玉条 ⑰夏炉冬扇 ⑱疑心暗鬼 ⑲一網打尽 ⑳人面獣心
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四字熟語・穴埋めパズル 動物編 (10問)空欄を埋めて意味に合った四字熟語を作り、読み方を示してください。ヒント:どれも動物の名前が入ります。難問ですから、パズル感覚で…。 選択肢:牛 蛇 馬 羊 鶏 狐 雀 鶴 鳩 鯨 蛙 蝉 (全部使います) ① □首凝議 額を寄せ合って熱心に論議すること。 ② □飲□食 大いに飲み食いすること。 ③ □口□後 大きな組織の部下よりも、小さな組織の頭になったほうがよい。 ④ 多岐亡□ 枝道が多く分かれ過ぎて、真理に到達し難いこと。 ⑤ 汗□充棟 蔵書が大変多いことのたとえ。 ⑥ 斗折□行 折れたり曲がりくねったりして進むことのたとえ。 ⑦ □疑逡巡 事に臨み、疑いためらって決心がつかないこと。 ⑧ □鳴□噪 がやがやいうこと(下手な議論をあざけった表現)。 ⑨ 閑雲野□ 何の束縛も受けず、悠々と自然を楽しみながら暮らす。 ⑩ 欣喜□躍 小躍りして非常に喜ぶこと。 |
【穴埋めパズル数字編・解答】
①五里霧中(ごりむちゅう) 方向を見失い、物事の判断がつかない状態のこと。
②七転八倒(しちてんばっとう) 転げまわって悶え苦しむこと。
③一衣帯水(いちいたいすい) ひとすじの帯のように狭い川や海峡。転じて近接していること。
④百花繚乱(ひゃっかりょうらん) 種々の花が咲き乱れるように、優れた人物が現れること。
⑤朝三暮四(ちょうさんぼし) 目先の差にとらわれ、結果が同じことに気づかないこと。あるいは、言葉巧みに他人をごまかすこと。
⑥乾坤一擲(けんこんいってき) 全力を尽くし、いちかばちかの勝負をすること。
⑦一瀉千里(いっしゃせんり) 千里を走るほどの水勢のように、物事がはかどること。
⑧韋編三絶(いへんさんぜつ) 韋編は木札を皮ひもで綴った古代の書物。「絶」はその皮ひもが切れること。何度も繰り返し、熱心に本を読むことのたとえ。
⑨万世不易(ばんせいふえき) 永久に変わらないこと。
⑩千辛万苦(せんしんばんく) 辛いことや苦しみをいろいろ経験すること。または、その苦しみ。
閑話休題
混同されやすい「侃侃諤諤」と「喧喧囂囂」
侃侃諤諤は「かんかんがくがく」、喧喧囂囂は「けんけんごうごう」と読みます(囂の字は、頁の上下に口が4つ)。知らなければ、どんなに直感を働かせても読めない難読熟語ですが、混同されやすいのは読み方ではありません。難しい言葉の割には会話にも時々登場するのですが、意味を取り違えて使われることが多いのです。例えば…
「両者譲らず、喧喧囂囂の議論になった」
という場合、なんとなく「大変な議論になったのだなあ」という感じは伝わりますが、意味が少し変です。
喧喧囂囂は、「大勢の人たちが騒がしく勝手にしゃべりたてている様子」を表わしています。一方、侃侃諤諤は、「正しいと思うことを堂々と主張する。あるいは、大いに議論する」という意味で、騒がしいとか、無秩序なイメージはありません。そもそも喧喧囂囂では、議論の形を成していません。
この原稿を書く数日前、テレビのバラエティ番組で、あるコメンテーターが侃侃諤諤というべきところを喧喧囂囂と言っていました。少し違和感を覚えたので、正確な意味を調べてみたのです。くわばら、くわばら…エラそうに漢字について書いている筆者も、話し言葉となるとうっかり間違えるかもしれない四字熟語でした。
教訓: 会話では、背伸びして難しい四字熟語を使わないこと
【穴埋めパズル動物編・解答】
①鳩首凝議(きゅうしゅぎょうぎ) ②鯨飲馬食(げいいんばしょく)または牛飲馬食(ぎゅういんばしょく)③鶏口牛後(けいこうぎゅうご) ④多岐亡羊(たきぼうよう) ⑤汗牛充棟(かんぎゅうじゅうとう)
⑥斗折蛇行(とせつだこう) ⑦狐疑逡巡(こぎしゅんじゅん) ⑧蛙鳴蝉噪(あめいせんそう) ⑨閑雲野鶴(かんうんやかく) ⑩欣喜雀躍(きんきじゃくやく)
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