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教材不要のかんたん右脳強化法

歩きながらでもできる右脳トレーニング法
頭の回転を良くするコツは、右脳・左脳の連携強化

 私はどうも右脳が弱いらしい。
 右脳を鍛える方法を知りたい。


 …とお考えの皆さん。わざわざ右脳トレーニングの本や教材、ソフトなどを使わなくても、右脳の働きを滑らかにする方法があります。ここに紹介するのは、忙しいときも、退屈なときも、どこにいても、何の教材もいらず、けっこう楽しみながらかんたんにできる“右脳強化法”です。右脳・左脳の連携を強化します。
  看板・標識の瞬間残像トレーニング   言葉を即座にイメージ化する
  歩き慣れた道の風景を“走馬灯”のように…   頭の中に絵地図を描く
  言葉の連想トレーニング

看板・標識の瞬間残像トレーニング

 街角を歩いているとき、信号待ちをしているとき、いろいろな看板や標識が何となく眼に入ってきますね。この退屈なわずかの時間を無駄にしないのがこの方法です。目に付いた様々な広告物の文字、記号などを瞬間的にぱっと見つめ、眼をそらしてからその残像を頭の中に再現するのです。

 看板の文字は「読む」のではなく、全体を「画像」として頭に焼き付けるようにします。これは、速読術で行う“右脳強化”トレーニングと原理は同じです。そのあと、脳の中に画像処理された瞬間記憶を取り出して、文字を読むわけですが、初心者は5〜7文字以上になるとけっこう大変でしょう。「トレーニング教材」は街中に転がっていますから、時間とお金が実質ゼロのおすすめ右脳強化法です。

言葉を即座にイメージ化する

 言葉は左脳の働きだとされています。しかし、文字の場合は、まず記号という視覚情報として脳に入ってきます。実態のない記号は、意味を理解し、内容がイメージできて初めて言語として機能することになります。だから、「言語は左脳の働きによるものだ」といっても、実際の言語生活は右脳と左脳の共同作業により成り立っているといえます。

 だから、「頭の回転がよい人」とは、単に左脳の言語中枢機能の働きがよいというだけでなく、脳梁を通して右脳が即座にそのイメージを描く働きがよい人でもあるわけです。

 また、一部の内容を把握しただけでその先の結論を類推する脳力が発達している人も、頭の回転がよいと言われる条件に欠かせません。いわば、「一を聞いて十を知る」ということですが、これは意欲や創造力に関係する前頭葉の働きと考えられます。

 こうした脳の機能を高めるためには、言葉の内容を瞬時にイメージ化するトレーニングが有効です。具象的な単語はできるだけ視覚的なイメージを描くようにします。また、まとまった文節は状況を描くようにします。さらに抽象的な概念でも、何らかのイメージを頭に描けるようにします。一つのイメージが別のイメージを連想させ、瞬時に複数のイメージが脳を駆け巡るようになると、右脳・前頭葉が活性化するでしょう。

 退屈なとき、断片的に眼や耳から入ってくる言葉を瞬時にイメージ化するトレーニングは、ゲーム感覚で楽しめます。なお、記憶術はどんな言葉でも視覚的にイメージ化して覚える技術です。

歩き慣れた道の風景を“走馬灯”のように…

 これは自分の知っている風景を次々と脳の中に画像として再現する方法です。「走馬灯のように」というたとえはよく使われますが、見たことのない人でも、感覚的にはわかると思います。まさに走馬灯のように、風景を頭の中に次から次へと浮かべていくのです。

 実際にこれを行うためには、あらかじめなじみの道順を決めておく必要があります。たとえば、自宅から最寄りの駅なら、

 玄関 ⇒ 家の前の道路 ⇒ 生垣 ⇒ 近所の庭の桜の木 ⇒ 自動販売機 ⇒ 角の黄色い壁の家 ⇒ 空き地 ⇒ そば屋……

というように、できるだけすばやく(1〜3秒くらいで)順番に映像化していきます。何度かやっているうちに段々スピードアップしていくでしょう。たまには逆方向からもやってみます。このトレーニングも、記憶術の基礎結合法という技術に欠かせないものです。

頭の中に絵地図を描く

 初めて行く場所の道順を電話などで聞いた経験はありませんか? 簡単な地図を描くのも苦手な人は、説明されてもなかなかわからず、また説明する側に回っても要領が得ないことがよくあります。一般に、女性のほうが地図を描くのは苦手だとか…。でも、男性にもけっこう方向音痴はいます。

 説明を聞いてそれを頭の中で絵地図に変換する、あるいは逆に頭の中の絵地図を元に言葉でわかりやすく説明するということは、けっこう高度な脳の作業となります。右脳と左脳の連携機能は、それぞれの脳力の足し算というわけにはまいりません。この2つの脳の連携プレーを強化するには、頭の中に絵地図を描くトレーニングが最適だといえるでしょう。説明する側、理解する側の両方でシミュレーションを繰り返すのが右脳強化のコツです。

言葉の連想トレーニングで創造力を鍛える

 「春」といえば、あなたは何を連想するでしょうか?

 桜、お花見、タンポポ、入学式、ランドセル、春眠、昇給、
 人事異動、花粉症、お花畑、チューリップ、田植え……

 それでは、「夏」は? 「秋」「冬」は?
 全部やってみるとわかりますが、いちばん連想単語が多く出やすいのは、たいていの人が「夏」でしょう。次は冬、春、秋の順でしょうか…?

 時間をかければだれでも20や30の単語を連想することができるでしょう。でも3分間と時間を区切ると、10個も連想できない人が少なくありません。袋小路に入ってしまうと、脳の連想力が突然ストップします。いろいろな角度から、いろいろなジャンルの言葉を自由に思いつくためには、日頃から頭を柔らかくしておく必要があります。

 この連想トレーニングは、どんな言葉でもできます。たとえば次のような単語で連想を楽しんでみませんか?

 @アメリカ A中国 B海 C空 D車 E学校 F家事 G旅

 この「右脳強化法」は、右脳というよりも、創造(=想像)や意欲、計画、実行にかかわる「前頭葉の強化法」といえるかもしれません。仕事上の様々な発想力を鍛えるのに役立ちます。広告や商品開発、出版、デザインなどに関連する業務についている方には、特に有効なトレーニング法でしょう。

参考: 連想トレーニングや発想法、ブレスト、仕事上の能力についてのブログ
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